バイオフィードバック治療について

 
先日、所用にて車を走らせたときに、駐車場での待ち時間のときにためしてガッテンを見た。
そのときに、胃もたれについてや機能性胃腸症とかについてやってたんだけど、
そのなかで、最新の治療法としてバイオフィードバック治療についてやっていた。
 
番組を見ていて第一に感じたのは、「へぇ・・」という感じだった。
 
エコー検査というのは昔からある手法だし、バイオフィードバックという心理学的プロセスが、
いつ頃から誰によって発見されたかしらないけど、
おそらくは心理学者のミラー博士やシャピロ博士などが重要な人物であり、
彼らの試験などに寄る知見によって確立していったことは間違いないだろう。
ということは・・少なくとも30年以上前からこの方法は一般的であったということだ。
 
エコー検査もバイオフィードバックという手法も、
昔から知られているものであったにもかかわらず、
それぞれを組み合わせるということが、最近までなかった・・
というより、それぞれを組み合わせることで治療としての効果がある、
ということが発見されていなかったというのは、驚きというか・・興味深い。
 
さて・・本来なら、胃腸と精神的ストレスの関係性と脳が胃腸に対してどのような影響を及ぼしているか、
について議論を深めたいところだが、胃腸についてはあまり知識がないのでスルーさせてもらおう。
そう言えば・・だいぶ前に、ネタで胃腸関係の書籍を読んだのだが、あれは非常に詳しかった。。
 
閑話休題、そういうわけで・・バイオフィードバックについてでも議論しようと思う。
と言っても・・年末大掃除が終わらず・・参考書籍が手元にないのでろくなことは書けそうにないが(汗)
・・そんなわけで、錆びつき風化した記憶を頼りにして書こうと思う。。
 
バイオフィードバックと言えば、どこかの企業がそのプロセスを利用して製品を出してたように思う。
YES or NOの簡単な処理を利用した、コミュニケーションツールのようなものを。
それは、けっきょくのところバイナリ処理ができるってことだから、
多少面倒ではあるが、言語的なコミュニケーションも可能ってことだ。
 
・・というのは、本題ではなくって・・・
 
バイオフィードバックというのは、
本来感知することのできない生理学的な指標を科学的にとらえ,
対象者に知覚できるようにフィードバックして体内状態を制御する技術のこと.     (Wikipediaより引用)
このような意味を持っているらしいが、けっきょくのところ・・
本来感知できない生体情報を、外部機器で以って把握して制御するってことじゃないかと思う。
 
そして、重要なのは・・体内の状態を制御することは、
逆説的に外部機器の制御にも繋がるということだ。
 
例えば、最も一般的なのが脳波(ElectroEncephaloGraphy;EEG)を利用したバイオフィードバックだろう。
誰の実験だったか忘れてしまったが(・・失礼)、、
脳波を計測して、α波が出たときに電車が動くようにする。
被験者は、電車を動かそうと試行錯誤を繰り返すが、
その結果、α波を多く自発できるようになる。
 
つまりは、「電車が動く」という視覚情報をもとに試行することで、
本来ならば把握し得ない脳波(α波)という体内情報を制御し得るということであり、
それが、バイオフィードバックという手法である。
 
さて、ここで疑問なのは・・・
果たして番組中に出てきたバイオフィードバック治療とやらは、
本当の意味でバイオフィードバックという手法なのだろうか。
 
バイオフィードバックは、生体情報を可視化して
その情報で以ってその生体情報を制御することにある。
しかし・・あの場合、確かに生体情報を可視化はしているが、
胃腸における生体情報を制御していると言えるのだろうか。
 
胃腸は第二の脳と言われるほどに神経系が発達しており、情報伝達物質を生成し多く保有している。
中枢神経系と密接な関係にあるとは言え、その制御は脳から離れている。
可視化することで、精神的な安心感や向上作用(自分は治ってきてる・・とか)はあれど、
本当の意味でのバイオフィードバックとは違うのではないだろうか。
それは、あくまでプラセボ効果としてのものであり、
いわゆるバイオフィードバックとは違うような気がする。
しかし・・確かに、バイオ情報からのフィードバックは得られているのだから・・・
そういう意味では、バイオフィードバックと言えるのだろうか。
 
 
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