日本は米国主導の有志連合に参加するべきではない

日本はハイコンテクスト文化なので,実質的にどうか,双方の見地から本質的にどうかといった捉え方をしがちだけど,グローバルスタンダードはローテクスト文化であり,表面的な見方が全て.米国主導の有志連合は,その必要性如何を問わず,米国とイランの対立構造がある以上は,米国に与する事に他ならない.その意味で,ヨーロッパ諸国の対応は明確だろう.一方で,ホルムズ海峡の安定化は必要不可欠で,安全に寄与する為の国際的関与,枠組みは考えるべきだろう.イギリスはイギリスで「海上保護派遣団」を提唱するが,イギリスも既にイランとの関係が悪化する中で,対立構造に巻き込まれる恐れがある.米国等は歓迎する意向を示すが,さもありなんといった感じだろう.読売新聞の『エスパー氏「(有志連合を)補完するものだ」と述べ、「有益だ。我々が送ろうとしているものと同様のメッセージを出すものだ」』も対立構造こそがメッセージにみえてしまう.重要なのは,ホルムズ海峡の安定化であって,対立構造を強化する事ではないので,今必要なのは自分の身を削ってでも間を取り持つ様な存在か(相当のリスクと覚悟が要るので,個人的にはネガティブだが),ホルムズ海峡での「『何者か』によるタンカーを狙った攻撃」という純然たる事実に基づいて,ホルムズ海峡の安全と安定を期するスキームを得るか.「何者か」というのが重要で,米国(やイラン)はイランと断定している事で,そのもとで結成されるスキームは否応なしに対立構造下にあるが,あくまで犯人探しはせず,原因は追求せず,過程にのみ着目する事で,対立構造を形成せずにスキームを構築できるのではないか.どこかの国が改めて,米国にもイランにも,ホルムズ海峡に関係するすべての国,地域に呼びかければ良い.今必要なのは,実現性よりも,対立構造の切り崩しと妥協点の模索であって,茶番狂言を演ずる事なのでは.もちろん,これもリスクは大きいし,かなりの度量と器量が必要なので,本当は日本の様なポジションの国,そして器量も備わっていると思うんだけど,度量がないので難しいか.何にせよ,責任のない専門家達はやれ有志連合に参加するべき,参加しない選択はないというけど,韓国以外がネガティブである様に,常識的には有志連合への参加はベネフィットよりもリスクの方が大きく,それをするくらいであれば,単独で派遣する方がマシだし,しかし,どうせリスクを負うならば,他の方策を考えるべきで,しかし外交というのは,一般人にはみえない部分での活動が多く関係する話だからこそ,本当に何もしていないのか,より良い方策が進んでいるのか,まあ何も分からないけど,日本が取り得る選択はもっと他にあるだろうと強く思う(勿論,ディールのカードとして切られる事も踏まえれば,別の選択も踏まえた上で,ベネフィットがリスクを上回る事もあるのだろうけど).

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