僕は楽観論者なので、戒めも兼ねて悲観論を考える。
多額のマージンコールでドルクランチに陥り、金利が上がっている。今は信用収縮の話に過ぎないが、このままでは借り入れコストの上昇から企業の資金繰り悪化が懸念される。
既にゼロ金利以下の国々では、金融政策の実効性は限りなく低く、(経済学の定石通りに)財政政策しか無い。問題はその金額で、効果的なな額を投入出来無ければ、ただのサンクコストになる。米国の場合、およそ2兆ドルが必要になると推計されているし、日本の場合も50-100兆円は必要になるだろう。たかだか10兆20兆では、お金を無駄にするだけだ。協調的にやれれば、シナジーが得られれば必要な予算は減らせるだろうが。
仮に適切に対処されるならば、今は間違いなく底値で、バーゲンセール会場かも知れないが、そうでない場合、二番底をつけにいく事になる。つまり、今よりももっと下がる。ダウは16,000ドルまで、日経は8,800円がみえてくる事になる。