図解・ベイズ統計「超」入門 あいまいなデータから未来を予測する技術

 涌井 貞美:図解・ベイズ統計「超」入門 あいまいなデータから未来を予測する技術 (サイエンス・アイ新書) [新書].SBクリエイティブ,2013/12.

絵が可愛い・・・という冗談はさておいて(本当に可愛いと思うけど),
数ある入門書の中でも一番分り易いんじゃないかなーと思う.

ベイズはその概念枠組をなかなかイメージし難いので,ベイズは難解だと思ってしまい,
取っ付きにくく思っている人,理解できないと投げてしまっている人が多いと思うけど,
この本はうまくその概念を「見える化」して分り易く解説している.

これ一冊で,容易にベイズ統計というものを分かった気になれる.間違いなく.

まあ,あくまで「分かった気」なので,これでベイズの概念枠組のイメージを掴んだ上で,

松原望:入門ベイズ統計―意思決定の理論と発展.東京図書,2008/06.

渡部 洋:ベイズ統計学入門.福村出版,1999/09.

を読めば良いんじゃないだろうか.
ちなみに,読み物としては以下がお薦め.
読み物と言っても,非常に実用的な内容で,ハウツー本の様なボリューム.
でも,あくまでも読み物なので,面白くてするするっと読めてしまう.

宮谷 隆,岡嶋 裕史:ベイズな予測―ヒット率高める主観的確率論の話.リックテレコム,2009/03.





関連:
[1] 「ベイズ統計学」が分かりにくい理由|粉末@それは風のように (日記)

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